GIFT法

GIFT法の仕組み

高度生殖医療と呼ばれる不妊治療の中の一つに「GIFT法」と呼ばれる方法があります。

体外受精や顕微授精では採取した卵子と精子を体外で受精させ、それを子宮内へ戻しますが、このGIFT法では体外に取り出した卵子と精子をそのまま一緒にして女性の卵管内へ戻す方法です。この方法ですと、卵子と精子は体外よりも環境の良い卵管内で自然に近い状態で受精することとなり、体外受精に比べ妊娠率も高いといわれています。

しかし卵管内移植をする場合は、女性の2つある卵管のうちどちらか一つでも通っている事がこの方法をおこなう条件となります。卵管通過障害がある場合は、まず子宮内膜症の治療をおこない、改善を目指すことが先決となるのです。

矢崎 智子先生

GIFT法の流れ

卵管内へ胚を移植するGIFT法は、卵管内という受精卵の成長には一番適している場所へ戻すために、一般的な体外受精よりも着床率が高いといわれています。

ただし、卵管内への移植をおこなうために、腹腔鏡手術をする必要があるためなど、女性側の肉体的負担は大きくなります。その分妊娠に至らなかった時のショックも大きくなりがちです。そうした失意や不安をひとりで抱え込んでストレスとしてしまうと、体は余計に妊娠しづらいものになるといわれています。身近な人に相談できない場合は病院のカウンセリングや相談センターを利用して、心の緊張を和らげてあげることも不妊治療には必要なことなのです。

また、費用もやはり高額となりますので、助成金の利用などでなるべく負担を軽くし、治療を続けていきましょう。